イチゴの豆知識

イチゴ

「イチゴ」の歴史は古く、スイスの石器時代の遺跡から、野生イチゴの種が発見されたのが最も古い記録とされています。そして1492年にコロンブスがアメリカ大陸を発見した後、南北アメリカの大粒のイチゴがヨーロッパに渡り、品種改良され、17世紀に現在のイチゴになったとされています。日本には江戸末期の天保年間(1830年代)、南蛮船によってもたらされ、「オランダイチゴ」と呼ばれていました。

イチゴにはどんな種類があるの?

  • さちのか:着色がよく、糖度が安定していて高い。
  • あかね娘:大玉で味がよく、日持ちが良い。
  • とちおとめ:栃木県の代表品種で、大玉で酸味が低く、果皮・果肉は硬め。
  • とよのか:10月頃から5月中旬まで出まわり、長期に食べられる。日持ちもよく、そのまま食べるのがオススメ。
  • 女峰:東日本を中心に栽培され、とよのかに比べると大粒。ケーキやデザートなどによく使われる。

イチゴはビタミンCの王様!

イチゴはビタミンCが特に多く、イチゴ100gの中に80mg含まれ、レモン(40mg)の2倍もあるんですよ。ビタミンCは緑黄色野菜にも多く含まれていますが、水に溶けやすく、調理中に減ってしまう欠点があります。でもイチゴなら、そのまま食べるので、効率よく摂取する事が出来ます。風邪の予防や美肌効果があります。

虫歯の予防もできるの?

実は虫歯の予防にもいいんです。イチゴには、最近よく耳にするキシリトールが多く含まれていて、これは甘味料の一種なんですが、砂糖などと違って虫歯の原因になる酸を作りません。そして虫歯の原因菌の活動を弱め、歯垢が増えるのも押さえてくれます。 食後のデザートにイチゴを食べてから歯磨きをすると、効果が上がるらしいですよ!

英名の“Strawberry"の語源は?

この英名は、傷つきやすいイチゴを麦わら(ストロー・straw)で包んで栽培した事から付いたそうですよ。ちなみに、「ベリー・berry」小果類の総称だって!